パーカーとフーディーの違いって一体?

暑い夏から肌寒い秋になり、
やっとTシャツから
パーカーに衣替えする時期が
やってきました。

特に気温が15~20℃程度になる4~5月、
9~11月あたりは、パーカー1枚で過ごすのに
ちょうど良い時期となるでしょう。

ところで
パーカーと呼ぶ人、
フーディと呼ぶ人がいますが
違いって何か知っているでしょうか。

今回はパーカーとフーディーの
違いや歴史を
深堀りしてご紹介します。


パーカー、フーディーの歴史

①パーカーの歴史

アラスカに住んでいた民族、イヌイット族が
動物の毛皮を「パーカ(parka)」
と呼んでいたことが起源だと言われています。

狩猟民であるイヌイットの衣類は、動物由来の
素材でできているものが特徴でした。

画像右のイヌイットの男性が着ている
パーカーは、なんとセイウチの腸で作られたもの。
他にもアザラシやトナカイなどの
動物の毛皮で作られるものもありました。
このことから、フード付きの防寒着(アウター)
をパーカーと呼ぶようになりました!


②フーディーの歴史

フーディーの正式名称は
「HOODED SWEATSHIRTS」。
フードの付いたスウェットの
ことを指す言葉です。

元々は倉庫で働く
労働者の作業服として
販売されていましたが1970年代に
ヒップホップアーティスト達の
着用がきっかけで
ファッションアイテムとして浸透。


日本国内では1990年代に海外からの
ヒップホップファッションや
スケーターファッションの
流行りと同時に幅広く一般的に
着られるようになりました。

いかがだったでしょうか。

ラフでストリート感がある
イメージが強いですが
いまではハイブランド、
ラグジュアリーブランド
もこぞってパーカーを起用するほど
ジャンル、世代を問わず
ファッションアイテムとして
欠かすことの出来ない存在となりました。

日本ではフーディーのことを
パーカーと呼んできましたので、
ほぼほぼ意味は一緒と
思っていいでしょう。

ただ、海外のアパレルショップに行くと
パーカーは防寒着(アウター)、
フーディーはスウェットシャツ
というイメージの違いが生じる
可能性があるので注意が必要です。