今日はファッション雑学なのですが
少し汚い話なので嫌な方は
回れ右でお願いします!


服に何が求められるているかは
時代背景や地域、環境などで変化する!


例えばゴールドラッシュのときには、
簡単に破れない頑丈な
ワークウェアが求められました。
現代のアスリートには軽さや
柔軟な動きを損なわない伸縮性など、
効率よくパフォーマンスを上げる
スポーツウェアが求められます。

一般的なアパレルには
デザイン性が求められていると思います。
ただ、今デザインを
求められている服や服飾雑貨は、
もともとは機能性を
求められて開発されました。

さまざまな起源があって
生まれた服飾雑貨ですが、
中には道端の汚物を回避するために
生まれたアイテムがあるんです。


ハイヒールは16世紀に
パリで生まれた!
※諸説あり


しかし当時のパリは
華やかとはかけ離れた、
汚物まみれの街だったそうです。

なんでも当時のパリは
道の舗装が行き届いておらず、
雨が降ればドロドロにぬかるみ、
雑草は生え放題。

さらに人口密度が高いので、
ゴミも野ざらし状態だったのだとか。
おまけに下水も整備されておらず、
生活排水を道路に捨てる人も。

なんと溜まったウンチを
夜な夜な窓から
放り投げるようなこともあったそうな。


街中がそんな状態だったので、
ハイヒールは道端に転がる汚物が
スカートの裾についてしまうのを
防ぐために使われていたというのだ。
なんだか思っていた
フランスと違います・・・。


なぜそんなに汚かったのか?


当時のフランスは、たしかに貴族は
とても華やかで豪華な暮らしをしていました。
ですが実は、フランスは西へ東へと
領土を拡げるための戦費がかさみ、
お金に余裕はほとんどなかったそうです。
そんな状態でも貴族は豪勢な生活を送るために、
市民にとんでもない重税を課せていました。
なのでほとんどの一般市民はというと、
とても貧しい暮らしを強いられていたんです。
その結果、後に不満が爆発した市民によって
フランス革命が起きたんですね。
映画「マリーアントワネット」で
描かれたやつです。

パンがなければお菓子を
食べればいいじゃない。
の方ですね!



歴史を知ると服がもっと奥深く、
楽しく感じます。
服のディテールや生地を
突き詰めていくと、
歴史に興味をもつきっかけにもなります。
また何かおもしろい雑学を
見つけたらトピックスに書きますね。
それではまた来週!